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  • 尿の薬で緑内障になる?

    先日、他院で白内障手術を受けた方が戻ってきました。 ピカピカのレンズを入れてもらったはずなのに視力がいまいち…、眼底は異常ないのになぜなんだろう?と診察すると、なんと瞳孔が開いています。 Dr「Nさん、手術の前につけるように言われたミドリンPというお薬をつけていませんか?それは手術前だけなので捨ててもらった方がいいですよ」 N「えーっと、3種類つけるように言われてるんですけど、ミドリンPっていうのはつけてたかしら…?」 ミドリンPというお薬は、白内障手術をする前に、瞳孔を開くために使うお薬です。日帰り白内障手術を行う施設では、院内の滞在時間を短縮するためにあらかじめ処方しておいて、家を出る前につけてきてもらうところがほとんどだと思います。なので、Nさんは、間違えてそれをつけてしまっているんじゃないかと推測したわけです。 瞳孔が開くとまぶしくて焦点が合いづらく、見にくくなります。だから視力がいまいちだったんですね。 点眼を確認しようと思ったのですが、今日は持ち合わせていないとのこと。翌日全部持ってきてもらうことにしました。 翌朝Nさんがお持ちになった点眼の中に、ミドリンPはありませんでし

  • 術後検診の大切さ

    当院では、眼瞼下垂や瞼の手術後、翌日、1週間後の抜糸、1か月後、4か月後、その後は必要に応じて検診に来て頂いていますが、最近過去の手術データをまとめていて、術後検診を無断キャンセルする方が結構いることに気が付きました。 糸がずっとついていては困るので皆さん必ず1週間後の抜糸にはいらっしゃるのですが、ひどい人だと1か月後の検診にすら来ない人がいることが判明しました。。。1か月後の傷はまだ赤くて腫れてますし、傷が完全に成熟するのには3か月~半年はかかります。その間は、術後の合併症が起こることもあり得ますし、回復が遅い場合は、投薬や生活習慣のアドバイスで改善できることもあります。術後の問題を早期に発見するためにも指定された期間での術後検診は大切です。 当院で行っている眼瞼下垂手術は保険診療であり、病気の治療です。手術を行った(受けた)からには、治療が終了するまで経過観察を続ける(受ける)義務があります。また、術後検診は当院の予約枠を圧迫していますので、無断キャンセルや当日キャンセルは他の患者様にもご迷惑となります。 術後検診に来ていただけない方は手術をお断りすることもありますのでご了承くださ

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