- NEW 11時間前 【平家物語108 第4巻 通乗〈とうじょう〉の沙汰】通乘という人相見が、高倉宮の人相は皇位につかれるべき御相だなぞといっていた。人々は人相を占った通乗を様々に噂しては、以後信頼を寄せなかった。
- 11時間前 【私本太平記20 第1巻 大きな御手12 みて】役人は、賄賂の取り放題、坊主は強訴と我欲のほかはねえ金襴の化け物だ。地頭は年貢いじめにもすぐ太刀の反りを見せ、妾囲いと田楽踊りをいいことにしていやアがる
- 11時間前 【平家物語107 第4巻 若宮御出家②】高倉宮の若宮は髪を落し、法師の姿となって仁和寺御室の弟子になった。後に東寺《とうじ》の一の長者安井宮の大僧正道尊といわれた人は、実にこの若宮であった。
- 1日前 【私本太平記19 第1巻 大きな御手11】無頼の徒と睨めあっている彼の眼光といい、彼の拳にある一羽の鷹の戦闘的な羽づくろいといい、これは虚勢を張ってみせた若雑どもの胆を冷やすには充分なものだった。
- 1日前 【源氏物語703 第22帖 玉鬘③】少弐一家は姫君をかしずき立てることだけを幸福に思って任地で暮らしていた。夢などにたまさか夕顔の君を見ることもあったが、お亡くなりになったと悲しいが思うようになった。