キノコ2 (24)

キノコ2 (24)

夏から秋にかけて、雨が降った翌日に、海岸沿いの松林に入ると、松の木の下の白砂や礫の上が、スギナの緑を挟みながら、紫の針でびっしりと埋め尽くされているのを見ることがある。それは、ムラサキナギナタタケ(Alloclavaria purpurea)の群生である。そのインパクトは中々のもので、直径5ミリ高さ12センチ程の紫の筒が、真っ直ぐにのび、林立している。ホウキタケの仲間にも紫色を呈するものがあるが、途中で枝分かれし樹枝状構造をしているのに対して、ムラサキナギナタタケは一筆(ふで)である。 可食菌であると聞いていたので、本命のキシメジやアミタケが不漁の時、収穫し食したことがある。外見のインパクトに…